漆は人を繋ぎ、人に継がれる。私たちと共に生ける器
最後の記事になるという事で、1記事丸々使わせていただいて全体の振り返りと最後に私が伝えたい事を纏めさせていただきました。「漆のことをちょっとだけ好きになってほしい」という事が伝わったのならば幸いです
それらを受け入れる食器の数々、その中の箸や箸置き、お味噌汁のお椀などは特に、誰に言われずとも木でできた下地に漆をあしらった、漆器を想像してしまうことでしょう。それほど漆器というものは日本人の生活になじんでおり、このような光景を想像できるのは日本人特有の美しい思想であると思います。
ですが、だからと言ってなかなか漆器について知ろうとは思えませんよね。私自身、なんとなくそこにあるのが当たり前のように考えていました。ですが私の友人に漆に携わる仕事をしようとしている人がいます。友人から聞く漆の話はとても面白く、私に興味を持たせるには十分なものでした。
そうして私は自分でも漆について調べて知識を付けていくなかで、日常ながらに非日常を与えてくれる漆器の世界に引き込まれていきました。
なかなか友人に漆に携わろうとしている方はいないかもしれません。なので、この記事を読んだあなたが、あなたの友人が漆について知るきっかけになってほしいと思い、この記事の執筆に至りました。ぜひ、お楽しみください。
そうして基礎知識を装備したことで、数ある漆器の流派の有名所を抑えるべく、日本4大漆器について、そして冷静に分析すべく漆のメリットやデメリットをご紹介します!漆は深い世界ですが、この4大漆器に集約されている技術も多彩なものなので、ここを抑えておくと漆を見たときの世界が変わることでしょう!
メリット・デメリットでは、漆製品が良いとはよく聞くけれど、何がそんなに重宝されているの?という疑問にお答えします!漆にはちゃんとした、それもたくさんのメリットがあることを紹介します!デメリットでは漆にはつきものである「かぶれ」について一緒に紐解いていきましょう!
その後に実際に漆製品にとはどのようなものがあるのか、どこで購入できるかをご紹介することで、この記事で身に付けた知識を現実に持って行って欲しいと思っております。違いが分かることはお店で漆器を眺めるのが少し楽しくなること間違いなしです!
そして、実はもう一つこの記事を読んでいただいている方に伝えたい事があります。それは今より少しだけ、漆を好きになってほしいという事です。
なにも漆が好きだから全員が漆職人になる必要なんてありません。好きで手に取ってみたい、使ってみたいという気持ちで、漆製品を購入するだけでも業界への大切な寄与になります。
そういったことで私が何か貢献できればという思いも持ち、筆を執らせていただきました。漆について知ってみたい、友達と話すネタ作りにしたい、漆器が買える場所が知りたい!など、どのような些細な気持でも良いのです。この記事を読めばちょっと漆通になれる。そんな気持ちで読んでいただけると幸いです。
最後の記事になるという事で、1記事丸々使わせていただいて全体の振り返りと最後に私が伝えたい事を纏めさせていただきました。「漆のことをちょっとだけ好きになってほしい」という事が伝わったのならば幸いです
いよいよあと2回となりました。漆を学ぶうえで、ここでは紹介しきれない皆様の疑問を解消するのはプロの職人たちだと思います。ということで、本日は実際にプロと話すことができ、漆に触れられる教室のご紹介です
本日は実際に自宅でも出来る漆塗りの技術「金継ぎ」のご紹介です。初めに「金継ぎ」とはどういうものか、その歴史などを軽くさらった後に実際に自宅で行うときの手順を、生の漆を扱う注意喚起も織り交ぜて紹介します
漆製品を購入できるお店の紹介とオンラインショップのご利用をご提案します。実際に現地を訪れられる方は漆会館で本格的な漆をお求めできますが、都内在住の方など難しい方にはオンラインショップをオススメします